2013年7月19日金曜日

格安焼肉チェーンなどで使われる「成型肉」の作り方

前にペッパーランチの加工肉に関する記事を書いたのだけど、
ペッパーランチの霜降りステーキはなぜサーロインペッパーステーキに名前を変えたのか
ペッパーランチなどの格安焼肉チェーンや楽天などで売られている激安の霜降り加工肉などの
作り方を紹介した動画があるので紹介。




長いのでまとめると、
まず成型肉に使うのは、硬くて値段が安いもも肉。

このもも肉を細かく切ってから、

肉を柔らかくする軟化剤と複数の肉をくっつける結着剤を肉にまぶす。

それを真空パックに詰め、ステーキ用など用途に応じた型に入れる。

それを寝かせて冷凍させたら成型肉の出来上がり。柔らかさは高級部位のヒレ並になる。

さて、ペッパーランチにあるような「霜降り加工肉」がどうやって作られるのかというと、
オーストラリア産のバラ肉に和牛の脂肪を混ぜてコクを出すようにするのがポイント。

2つの肉を細かく切って混ぜあわせ、それらの肉をくっつけて加工した後、切っていく。

これで人工霜降り肉の出来上がり。

この食肉加工業者の最後の言葉が印象的。
「成型肉・整形牛肉というように必ず表記をして売って頂きたい」
この人はかなりしつこく顧客である業者に言っているらしい。全くもってそのとおりだと思う。
加工肉、もちろん食べたことあるけど、柔らかくて結構おいしい。だからこの成型肉自体は
別に悪くなくて、これをあたかもペッパーランチのようにステーキだの霜降りだの、高級肉と
誤認するような方法で売ることが問題なのであって、ちゃんと消費者が成型肉だとわかった
上で選択するようになっているのであれば、別に問題はないと思う。

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